2010年5月28日金曜日

【dB解放区プロジェクト】照明研究会 行います!

昨日、【dB解放区プロジェクト】の一環で行った
「山下残クリエーションワークショップ」が終了いたしました。
受講生は、全て女性、現役の大学生から劇場vintageの劇団員まで
ユニークが顔ぶれが集まり、華やかな声が劇場から響いてきていました。

さて、【dB解放区プロジェクト】、どんどん行きます。
第二段は、「ArtTheater dB 神戸で照明を考える会(仮)」です。


日程:6月8日(火)&9日(水) 19:00~21:00 (開場は18:00)
会場:ArtTheater dB 神戸 
ホスト:三浦あさ子(DANCE BOX照明)
対象:「Dance Circus KOBE」に今後、出演してみようかな・・と考えておられる方、
    ArtTheater dB 神戸に興味をもっておられる方、
    照明について聞いてみたいことがある、実験してみたいことがある方

内容:
この2日間は、「Dance Circus KOBE」の照明を仕込んでいます。
ここでは、
DANCE BOX公演の照明担当の三浦あさ子さんがホストとなり、
「Dance Circus KOBE」における理想的な照明プラン(基本パターン)を検証することと、
舞台芸術における、効果的で・的確な照明の演出のあり方について、また新たな可能性について
考える機会にしたいと思っています。
試したいこと・聞いてみたいことなど、1点でも数点でも!お持ちになっていらして下さい。

皆様のご来場をお待ちしております。


DANCE BOX

2010年5月23日日曜日

【日野晃WS】FMわいわいでの模様

前回のブログでもご紹介しましたように、
FMわいわいでの模様が、FMわいわいブログにアップされました。
http://www.tcc117.org/fmyy/index.php?e=724

日野晃WSは、第1週目を終了。残すは来週末の金曜日から日曜日まで。
毎クラス約25名ぐらいの受講者の中、集中した時間が続いています。
今回はじめての武道塾、
日野武道では「武道の達人は、相手を切らずに、どう戦うのか」と説き、
そして、身体をイメージのような曖昧なもので使うのではなく、
具体的にどうすれば、どうなるといった身体の必然を探っていきます。
すぐに出来ることではありませんが、発見の多い時間です。

来週のクラスもまだ受付しております。

そして、いよいよ明日は「中島那奈子さんのお話を聴く会」19:30からです。
ゲストも古後奈緒子さん、砂連尾理さんと豪華な顔ぶれで行います。
ドラマトゥルクについて、理論と実践の側面から、じっくりお話を伺える機会です。
どうぞお見逃しなく!!

FY

2010年5月20日木曜日

【日野晃WS】FMわいわいに行って来ました!

昨日、たかとりコミュニティ協会内にある
FMわいわいへと、今週末の土曜日から始まる「日野晃 身体塾/武道塾」のお知らせに
フォーサイス・カンパニーでの指導から帰国されたばかりの日野晃さんと一緒にいってきました!!!

その中で印象的だったことは、
「人間は動物であることを忘れている、動物としての身体の可能性や機能を呼び起こしていくこと。
またその感覚を認識できないのは、自分自身の思い込みのせい」
「体が本当につながったら、人の身体はほんまに美しい」
「どういう言葉を使うかによって身体が変わってくる」
「今言っているその言葉は本当か!?」
などなど、唸りながら拝聴していました。

いよいよ明後日22日(土)からスタートです。
まだ受付しております。
ぜひご参加下さい。予約電話:078-646-7044
http://www.db-dancebox.org/03_sc/1005_haru/index.html 

DANCE BOX

【山下残クリエーションWS】定員まであと僅か

【山下残 クリエーション・ワークショップ】 の定員が僅かになってきました。
どうしようかと迷っておられる方、どうぞお早い目にお申し込み下さい。

○企画詳細→ http://www.db-dancebox.org/03_sc/1005_uwl/index.html 
■ 5月25日(火)/26日(水)/27日(木)19:00~22:00
■ ArtTheater dB 神戸   
■ 2,000円(通し受講の方のみ/定員20名/先着順)

DANCE BOX

2010年5月18日火曜日

【中島那奈子さんのお話を聴く会】対談のゲストが決定しました!

【中島那奈子さんのお話を聴く会】対談のゲストが決定しました!
古後奈緒子さん(dance+)
砂連尾理さん(振付家・ダンサー)

今回のお話会では、
まずは中島さんの研究テーマである「老いと踊り」について、
そして、ドラマトゥルクっていったいどんな役割を引き受ける仕事なのか、
そして具体的に「循環プロジェクト+Theater Thikwa(ベルリン)」のプロジェクトにて
どのように実践されたのか、
お伺いしていきます。

■■ 中島那奈子さんの(ベルリン自由大学)お話を聞く会
○企画詳細→ hthttp://www.db-dancebox.org/03_sc/1005_naka/index.html    

■5月24日(月)19:30
■ ArtTheater dB 神戸   
■ 1,000円(1ドリンクつき)

どうぞご期待下さい。

FY

2010年5月11日火曜日

【日野晃ワークショップ】WEB掲載上でのワークショップ料金の訂正


dBホームページ上での
身体表現講座春塾
日野晃「身体塾」「武道塾」の料金記載に
誤りがございます。

下記記載の料金が正解ですのでご注意ください。
謹んでお詫び申し上げます。

1コマ 2,500円
選択6コマ 14,000円
選択9コマ 20,000円
全コマ受講 30,000円

NPO法人DANCE BOX


2010年5月6日木曜日

【Under the Worklight(作業灯のもとで)】2010年度公募要綱 発表!


<表現のための実験場>をつくろうと昨年より「Under the Worklight(作業灯のもとで)」をトライアル的にスタートいたしました。
極めてシンプルな舞台の状況下(*1参照)において、本公演に向けた試演会や、この劇場でこんなことを試してみたい、といった様々な試みを募集します。

対象となる企画は、ダンス・ボックスにて公演を計画されているもの、または実験性をもった明確な企画プランを提示できるものとなります。
皆様のご応募を心よりお待ちしております。

*1
会場使用日時 : 平日のみの10時~22時
照明 : 基本的には常吊り込みで仕込まれている舞台全体を照らす灯りのON/OFFのみです。
音響 : 基本的には常で仕込まれている音響システムのみの使用です。
◎◎◎ 募集概要 ◎◎◎
【日時】 2010年6月1日~2011年3月31日 平日展開
開演時間等の設定、一日のタイムテーブルは主催者(申込者)が組みます。

【会場】 ArtTheater dB 神戸(アスタくにづか4番館4階)

【参加要綱】 
○会場費(付帯設備費含) ¥20,000- 
○入場料をとる場合は、収入が4万円を超えた場合、主催者(申込者)とdBで折半となります。
○客席は、ひな壇を組んでいない状態でイスを並べることになります。
ひな壇を組む場合は人員を最低5名は用意して頂く事になります。
○機材使用料・技術スタッフについて  常仕込で照明のON/OFF、及び、CD・MDのON/OFFはdBスタッフが操作可能です。
○広報について・dBのWEBに掲載・単独チラシは主催者(申込者)が作成・単独チラシ配布は、兵庫及びdB企画事業はdBが配布。 それ以外の地域への挟み込み・置きチラシは、基本的に主催者(申込者)。 (アーティストが無理な場合は、主催者(申込者)が広報協力費を支払いdBが行う。)
○当日の受付はdBで行う。 ※但し、人数に限りがあるため、遅刻されたお客さんの対応はあまり充分出来ない場合があります。

■ 応募にあたって
【申込方法】 
[1]所定の応募用紙、または同内容をダンスボックス事務所に提出して下さい。
(郵送・ファックス・メール可/持込の場合は事前にご連絡下さい。)
[2]初回参加の方は過去の作品のビデオ、参考となる活動資料を併せてご提出下さい。
※資料の返却は出来ません。あらかじめコピーをお取り下さい。
【募集受付】 2010年 5月5日~5月20日 
【流れ】 5月20日に応募を締め切り、6月上旬に選考結果をメールもしくは郵便でお伝えします。

■ 選考にあたって
選考にあたって、下記の項目に着目しながら、応募資料をもとに出演者を選考いたします。はじめての参加の方については面接を行います。

[1]企画プランが明確であるかどうか。
[2]この劇場空間/「Under the Worklight(作業灯のもとで)」で行うに相応しいプランであるかどうか。
[3]独創的、先駆的、身体的、実験的視点が提示されているかどうか。

■ 応募用紙の内容 ※下記項目と同内容のものをメールでの送信も可。
[1]連絡先 (アーティスト名/代表者名/連絡担当者名/
        住所/電話番号/ファックス番号/携帯メール/PCメール)
[2]開催希望日
[3]企画の構想をできる限り詳しくご説明ください。 
[4]プロフィール (経歴などできる限り詳しくご説明下さい。)

■ 参加決定までの流れ
① 応募用紙および追加資料をDANCE BOX事務所までお送り下さい。
② 初回参加の方は、面接を行います。(5月25日(火)~27日(金)午前・午後/5月31日(月)夜間)

■ 決定後の進行
①web用データ・写真提出 
②開催1週間前をめどにミーティングを行います。

問合せ・郵送先:NPO法人 DANCE BOX 担当:横堀
〒653-0041 神戸市長田区久保町6丁目1番 
アスタくにづか4番館4階
TEL:078-646-7044
FAX:078-646-7045
E-mail:info@db-dancebox.org 

【Dance Circus KOBE】2010年度公募要綱 発表!


DANCE BOXの活動は、1996年8月大阪のトリイホールにて、「Dance Circus」からスタートしました。「Dance Circus」は、名刺代わりのダンス・ショーケースとして、数多くのダンス・アーティストが参加し、約400を越えるコンテンポラリー・ダンス/舞踏の作品を上演してきました。また、番外編で「Dance Circus野外編」「dB10周年記念~Dance Circus100連発!!~」なども実施するなど、ダンス・ボックスの根幹をなすプログラムとして、年間を通じて開催してきました。 しかし、2007年7月dBの拠点劇場であった<Art Theater dB>の閉館に伴い、特別なケースを除いて中断しておりました。

この度、約3年間のインターバルを経て、dBの新拠点劇場<ArtTheater dB 神戸>にて、劇場版「Dance Circus KOBE」を再開いたします。 1プログラム=[1組12分×5組]の仕掛けは変わりませんが、リニューアル版では、(土)(日)での開催にし、さらに一日で10組の作品を観客に見ていただけるようA/Bの両プログラムを同日に実施します。出演者の方は、2日間1ステージずつ上演していただくことになります。

舞台作品として12分という枠で自由に発表して下さい。出演者にはアーティストとして独立した活動を念頭においた主体的な参加を求めます。なお、10組の定員以上の応募があった際に、ダンス・ボックス運営スタッフで出演者を選考いたします。皆様のご応募を心よりお待ちしております。
◎◎◎募集概要◎◎◎


【日時】 
1stクール:2010年7月31日(土)/8月1日(日)「Dance Circus KOBE vol.1」
2ndクール:2011年1月9日(土)/1月10日(日)「Dance Circus KOBE vol.2」
【内容】1プログラム=12分×5組 ※計2ステージの上演    
    ○土曜日=Aプロ17:00/Bプロ19:30 ○日曜日=Aプロ15:00/Bプロ17:30
【会場】ArtTheater dB 神戸(アスタくにづか4番館4階)

■応募にあたって
【募集枠】1クール 10組
【作品時間】12分以内 (※時間厳守・転換時間も含む)
【日程】テクニカル・リハーサルは本番の前日に行いますので、3日間通しての日程を確保して下さい。
【申込方法】 
[1]所定の応募用紙、または同内容をダンスボックス事務所に提出して下さい。 
(郵送・ファックス・メール可/持込の場合は事前にご連絡下さい。)
[2]初回参加の方は過去の作品の映像、参考となる活動資料を併せてご提出下さい。   
※始めて作品を創作される方はご相談下さい。   
※資料の返却は出来ません。あらかじめコピーをお取り下さい。
【参加費】チケットノルマ45,000円分 
【募集受付】優先受付 2010年 5月5日~5月20日 ※追加募集 各回定員に達するまで随時受付。

■選考にあたって
選考にあたって、下記の項目に着目しながら、応募資料をもとに出演者を選考いたします。はじめての参加の方については面接を行います。
[1]この劇場空間/「Dance Circus KOBE」で行うに相応しいプランであるかどうか。

[2]独創的、先駆的、身体的、実験的視点が提示されているかどうか。

■応募用紙の内容 ※下記項目と同内容のものをメールでの送信も可。
[1]連絡先 (アーティスト名/代表者名/連絡担当者名/住所/電話番号/ファックス番号/携帯メール/PCメール)
[2]参加希望クール (1stクール / 2ndクール)
[3]応募の動機
[4]作品/企画の構想をできる限り詳しくご説明ください。
[5]プロフィール (経歴などできる限り詳しくご説明下さい。)

■参加決定までの流れ
①応募用紙および追加資料をDANCE BOX事務所までお送り下さい。
②初回参加の方は、面接を行います。(5月26日(水)・27日(木)午後/5月31日(月)午後・夜間)
③5月20日に応募を締め切り、6月上旬に選考結果をメールもしくは郵便でお伝えします。

■決定後の進行
①チラシ用データ・写真提出 
②顔合わせミーティング(チラシ・チケット配布) 
③リハーサル/技術スタッフ打ち合わせ 

■技術スタッフに関して
・舞台における技術スタッフは、当企画スタッフが担当します。
・客席は1面で座席数は最大で100席です。
・舞台平面図に関しては後日お渡しいたしますが、dB webからもダウンロードできます。
・10組で一つの舞台を共有しますので、照明などの舞台の使い方に制限が生じますが、その条件の中でできることを様々に発想しながら作品上演を行ってください。

■広報
・ダンス・ボックスでチラシを作成します。
・各参加者も広報にご協力ください。

問合せ・郵送先:NPO法人 DANCE BOX (担当:横堀)
〒653-0041 神戸市長田区久保町6丁目1番 アスタくにづか4番館4階 
TEL:078-646-7044 
FAX:078-646-7045 
E-mail:info@db-dancebox.org 
WEB:http://www.db-dancebox.org/



【KABAWIL】終了しました

KABAWIL「Framewalk」がぶじ終了しました。
ご来場くださいました皆様方、どうも有難うございました。
当日の模様をここでアップいたします。
KABAWILのwebにも多くの写真がアップされていますので、
そちらもあわせてご覧下さい。





ここでアンケートを少しご紹介します。
--今回は、みんなでつくった感じが伝わってきて見てて楽しかったです。(30代/男性)
--とても新鮮な舞台を楽しむことができました。(10代/女性)
--おもしろかった!!出演者の方々がとても楽しそうでよかった!(10代/女性)
最後は、日本側からドイツのメンバーでプレゼントを渡しました。

最後は打ち上げです。新長田名物を揃えて、みなでワイワイいただきました。
最後に、KABAWILから出演者へ、お花をプレゼント。
デンファレのように、それぞれ素敵な一輪を舞台で咲かせていたのではないでしょうか。
FY

2010年5月4日火曜日

【KABAWIL】 5月3日~4日


ドイツの男性メンバーは休憩時間になるとヒップホップを踊っている。これが、けっこうイケルのである。 ヒップホップの世界への普及率はすごいと思う。
そういえば、一昨年、ベルリンの「E-Motion」のワークショップを制作したことがあった。

3日は、昨日と同じようにダンス、演劇、音楽のワークショップを各グループが順番に受けていた。
少しずつ、グループ毎の特徴が出てきた。昨日、手鏡のワークをしたグループは全体の鏡に移行。ありがちなので、あまり面白くないと思っていたら、今日(4日)に手鏡で手と肘といった部分を映す動作に変わっていた。インタビューはオノマトペ(擬音、擬態語)を取り入れ、最後に音楽になるという試み。また、1人のインタビューアーと1人のスターと2人の影武者というかたちは、6人が横1列になって議論するかたちへ展開。
テーマを「天気」「恋愛」と決めて、やっていた。これは結構、笑える。

また、新しく出てきたのが、ひとりが主役でオノマトペをしゃべり、それをもうひとりが日本語に約す、これは即興でおこなわれるので、主役の動きや言葉の調子などを瞬時に判断して翻訳しなければならない。ある種リアルで、ある種、荒唐無稽なほど面白いのであるが、このポジションに選ばれた学生が飛び切り面白い翻訳をしていた。
最後の3人目がそれを正確に英語に訳すという流れ。
これは、爆笑できる。

また、人間磁石のような動きも取り入れていた。
どのような動きか、観ていただけるとすぐにわかります。
音楽は言葉と動きを融合させていくようになってきた。群集が歩きまわっているなかで、一人がこれまでつくってきた「もし、私が超人なら」という問いかけに関しての答えを、単語とセンテンスで順番に音楽のようにドイツ語、日本語、英語、ロシア語、アフリカの言葉でしゃべるという表現になり、音とダンスの新しい表現のヒントを提示している。

また、ギターが3日から入り、今日からチェロの生演奏も入って、表現に幅がでてきた。
ダンスは、動きが整理されてきて、抽象度が増してきた。コンタクトは2組のデュオに絞られ、日本側とドイツ側の対比ができて面白い。

今日(4日)は、初めて3つのグループが合同でつくるシーンができ、公演としての形ができてきた。
学芸会のように身内の発表会的な世界から、プロの舞台へと明らかに変容してきたと思う。
もちろん4日間でつくれる限界はあるものの、日々、参加者が成長しているのが驚きである。
明日は、いよいよ本番。是非、多くの方に観ていただきたいと思います。(O)



お昼ご飯は劇場で全員分用意します。毎回50食ほど。
お寿司と柏餅は昨日のメニューです。

今日のお昼は丸五市場のミャンマーカレー「TeTe」の出張カレーとぼっかけコロッケです。









2010年5月3日月曜日

速報2!!「中島那奈子さん(ベルリン自由大学)のお話を聴く会」を開催

お話を聴く会シリーズをスタートいたします。
第1回目は、ベルリン自由大学演劇舞踊研究所にて、舞踊研究・ダンスドラマトゥルギー研究をされている中島那奈子さんをお招きします。

【中島那奈子さんのお話を聴く会】

日時:5月24日(月)19:30開始 
入場料:1,000円(ドリンク代込)
会場:ArtTheater dB 神戸

中島さんは、「踊りと老い」をテーマに、ポストモダンダンス、日本舞踊、そして舞踏などのコンテンポラリーダンスの事例を横断しながら、「ダンス」テクニックと障害、そしてダンス美学の関係を探った博士号論文を、先日ベルリンで提出されました。

今回の会では、研究テーマである「踊りと老い」について、そして「ドラマトゥルクの役割っていったい何!?」を中心に、ドイツの舞台芸術の現状などのトピックスも挟みながらお話いただきます。

中島さんとは、2009年10~11月に、dBの「循環プロジェクト」の一部メンバーがベルリンに赴き、障害のあるアーティスト・ないアーティストによるアート・ラボラトリー「Theater Thikwa」との国際共同制作プロジェクトのドラマトゥルクとして協働したことをきっかけに出会いました(振付:砂連尾理)。このプロジェクトは、2011年3月にArtTheater dB 神戸本公演を予定しています。

【中島那奈子・プロフィール】
1978 年生まれ。日本舞踊宗家藤間流師範名執藤間勘那恵。成城大学・ニューヨーク大学修士課程終了。2003年から2007年にかけて早稲田大学演劇博物館21世紀COEプロジェクトに研究員として参加。2004年から2007年までポストモダンダンス研究及びダンスドラマトゥルクとして、米国ニューヨークに滞在、2006年よりニューヨーク大学パフォーマンス研究科客員研究員、その間マサチューセッツ州Jacob'sPillow Dance Festival研究フェローとしても活躍(2006年)。2007年よりドイツ学術交流会(DAAD)の支援を受けてベルリン自由大学にて博士論文「踊りにおける老いの身体」を執筆。

これまでの主な活動としては、
・Luciana Achugar「Exhausting Love at Danspace Project」(2006年度ベッシー賞受賞)ドラマトゥルギー
・グッゲンハイム賞振付家Koosil-ja Howang「mech [a]OUTPUT」(NYジャパンソサエティ他)ドラマトゥルギー
・NPOダンスボックス・振付家砂連尾理「Thikwa plus 循環プロジェクト」ベルリン・神戸公演(2009-2011)ドラマトゥルギー
・評論「ジェローム・ベルと私-『ピチェ・クランチェンと私』におけるインターカルチュラリズム」(シアターアーツ 392009夏号)、「ダンス・ドラマトゥルク――ニューヨーク・ダウンタウンダンスの現場から」(シアターアーツ32 2007秋号)などがある。他、講演・論文・パフォーマンス多数。

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2009年「Theater Thikwa+循環プロジェクト」ベルリンでのショーケースの模様 ↓




速報!!山下残 クリエーション・ワークショップ 開催

dBでは、昨年度より<表現のための実験場>をつくろうと試演会企画「Under the Worklight(作業灯のもとで)」をトライアル的にスタートしました。
今年度より「dB解放区プロジェクト」と銘打ち、様々な実験的な試みを行っていきます。
今年度の第1弾は、山下残/創作のための3日連続WSを行います。

*dB解放区プロジェクト
【山下残 クリエーションワークショップ】

日時:5月25日(火)〜27日(木)19:00〜22:00 
参加料:2,000円(3日間通し/定員20名/先着順)
会場:ArtTheater dB 神戸

様々な実験を繰り返してできた、振付手法の一部などを紹介したいと思います。あと個人的には、これから関西で作品をつくろうと思ったときに、どういった人が振付家やダンサーにいるのかもっと知りたいと思いました。なのでできればソロでもグループでもいいので、ダンス作品を持ってきてもらって作品を見せ合うようなこともできればと思います。作品とまではいかなくても、ただあやしい動きをするだけの人とかでも歓迎です。関西はもともと変な人が出現する土壌がありますが、最近そういう変なのが生まれにくくなっているような気がして、理論はともかく、何か思いつきでも、身体の表現を瞬発的にやっちゃいましょうよ。   山下残


プロフィール:1970年大阪府生まれ。90年代中頃より振付家・演出家として創作を始める。主な作品に、来場者に本を配り、ステージからのカウントに合わせて、観客がページをめくりながら本と舞台を交互に観る「そこに書いてある」、ダンサーの動きを言葉にして声にする「透明人間」、スクリーンに映写される呼吸の記号と俳句のテキストを合わせて身体と見せる「せきをしてもひとり」、揺れる舞台装置の上で踊る「船乗りたち」、動物が演劇をしているようにも見えるダンス作品「動物の演劇」、観客席の頭上に水面の映像が映るモニター15台を吊り下げた「大洪水」など。2007年ライブ・アーツ・イン・バンコク(タイ)。2008年クンステン・フェスティバル・デザール(ベルギー)。2009年イスタンブール国際コンテンポラリーダンス・パフォーマンスフェスティバル(トルコ)。2010年ポストメインストリーム・パフォーミング・アーツ・フェスティバル(東京)、TBAフェスティバル(U.S.A)。

2010年5月2日日曜日

【KABAWIL】ワークショップ2日目

52

五月晴れの元、KABAWILFRAME WALK2日目が9:30から始まる。

灘区民ホールの劇場が今日は使用できないため、1階のロビーを仕切り、会議室と併用してワークショップをおこなう。

ロビーを使用するというのは、一度、大阪の国際会議場で経験があるが、これが二度目である。まず、演劇のワークショップ。3グループが結果的に異なる結果になった。一つ目のラストはTVのインタビュー番組仕立てで、一人の聞き手(ドイツ側と日本側が入れ替わる)が一人のスターにインタビューするかたちで進められる。

スターの左右には異なる国の人が座り、インタビューアーに対するスターの反応を身振りと言葉の両方で真似る。日本人の身振りがいかにもハリウッドスター風になるのはなぜか。おかしかった。今話題の沢尻さんならあるかもしれない。

2つ目は初めにペアになり、一人が目隠しをし、もうひとりが指1本でつながって先導し、ホールから外の川岸の公園まで誘導していく。
途中、木に触れたり、階段を下りたりしながら、最後は川の水に触れる。 このグループの最後は、目隠しして歩いた時、聞こえてきた音を、ひとりを真ん中に置きその行為を取り巻くように擬音などで再現するもの。動きと音の関係がみえてきて面白い試みであった。

3つ目のラストは、ペアを組み、一人の手が鏡になり、相手はその鏡に顔を映すという行為で先導されていく。やがて全員が集合写真を撮る時のようにひとかたまりになる。

その中から、一人が前に出て、象徴的な顔の表情をつくる(仮面)。その仮面を取り、その表情を他者に渡す。受け取ったほうは、その表情になり、一度その表情を消した後に、今度は自分の表情をつくり、また異なる人に渡す。

渡し方にも工夫が必要で、普通に渡すだけでなく投げたり、外れなくなったり、多様な展開がみられた。


講師のウォーリーさんとバスチャンのつくっていく呼吸も悪くない。

ダンスは初めに手、肘、腰、背中などを合わせるというコンタクトから始まり、このことでみんなリラックスできた様子。

その後、昨日、つくったキャラクターを交差させ、ある種の流れをつくっていったのだと思う。このジャンルは言葉から動きをつくっているのだが、直接的に演劇的な表現に偏りすぎていて、ダンス本来のおもしろさがまだ、表出されていない。

音楽は、「もし、自分が超人であれば」という問いかけに関して、昨日、単語で表現したことをセンテンスにして、まず、言語上の流れをつくり、次に音をサンプリングしに屋外へ。

今日は、言葉が音楽になり始めた第1歩という感じで、これからが楽しみである。

今日、初めて最後にプレゼンをしたが、後2日でどこまでのものになるのか。不安と期待が入り混じっている。(o

2010年5月1日土曜日

【Kabawil/Frame Walk】専用ブログが随時更新中!

NGO KABAWILのブログでは、
生き生きとしたワークの模様がアップされています。

http://www.framewalk.de/

ご覧下さい。

FY

【Kabawil】ワークショップが始まりました



KABAWIL「FRAME WALK」初日
さて、昨夜9時過ぎにDANCE BOXに着いたドイツ側のアーティストと学生も元気に朝、
ワークショップ会場である灘区民ホールへ9時45分ごろ到着。
日本側の参加者と合流し、ボランティアや通訳、スタッフを含め、
まず全員が舞台に上がり、ワンアクションを入れた自己紹介。
次に教師となる両国のアーティストが楽屋でワークの進め方についてミーティング
その間、参加者はゲーム形式で身体をほぐす。
続い、日本側とドイツ側分かれて、向かい合い(お見合いのような感じ)、

相手に様々なことを質問。その後、英語で(原則的に)相手から聞き出したことを発表。
そのことで、全員が参加者、それぞれのことを少し認識する。

予定の時間は、ゆるやかに守られず、スケジュールは流動的に変更されていく。
参加者は3グループに別れ、それぞれダンス、演劇、音楽のワークショップを受けた。

ダンスは初めに<何か自分以外のものになる>例えば、それは人間でなくても石や木、

架空の生物でもよい。それに、そのものに付属する事柄(背景、動き、変化)などをノートしていく。
それを各自、読み上げた後、シャッフルし、他人の書いたものをダンスにしていく作業をしていた。

演劇は、一定の決まりをつくり、それにそってゲームを展開していく。他者と出会う第1歩としては入りやすい。その後、途中は見逃すが、それぞれの国からリーダーを出し、反対の国のメンバーがそのリーダーの真似を言葉も含めて行っていく。
これも異文化を理解するには、シンプルでおもしろい方法である。

音楽は教師の藤田さんとAdeは別々にワークをするかたちで行われており、
藤田さんのほうは見逃したが、
Adeのほうは「もし、自分が超人であったら、何をしたいか」との問いに答えるという形で進められた。「空を飛びたい」「瞬間移動がしたい。」「速く走りたい」「過去や未来に行きたい」など、共通する意見も多くあったが「戦争をなくしたい」「貧困な人を助けたい」など、社会性をもつ意見はドイツ側に多かったのが特徴的であった。

<Virtual Identity>が今回のテーマであるが、ネット上に立ちあげられる仮想の私を否定的にとらえるのではなく、他者になることで自分の可能性を広げるという点に着目しているようである。
そのような方向性を感じた1日であった。

お昼ごはんは川辺で。


(O)