2010年5月2日日曜日

【KABAWIL】ワークショップ2日目

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五月晴れの元、KABAWILFRAME WALK2日目が9:30から始まる。

灘区民ホールの劇場が今日は使用できないため、1階のロビーを仕切り、会議室と併用してワークショップをおこなう。

ロビーを使用するというのは、一度、大阪の国際会議場で経験があるが、これが二度目である。まず、演劇のワークショップ。3グループが結果的に異なる結果になった。一つ目のラストはTVのインタビュー番組仕立てで、一人の聞き手(ドイツ側と日本側が入れ替わる)が一人のスターにインタビューするかたちで進められる。

スターの左右には異なる国の人が座り、インタビューアーに対するスターの反応を身振りと言葉の両方で真似る。日本人の身振りがいかにもハリウッドスター風になるのはなぜか。おかしかった。今話題の沢尻さんならあるかもしれない。

2つ目は初めにペアになり、一人が目隠しをし、もうひとりが指1本でつながって先導し、ホールから外の川岸の公園まで誘導していく。
途中、木に触れたり、階段を下りたりしながら、最後は川の水に触れる。 このグループの最後は、目隠しして歩いた時、聞こえてきた音を、ひとりを真ん中に置きその行為を取り巻くように擬音などで再現するもの。動きと音の関係がみえてきて面白い試みであった。

3つ目のラストは、ペアを組み、一人の手が鏡になり、相手はその鏡に顔を映すという行為で先導されていく。やがて全員が集合写真を撮る時のようにひとかたまりになる。

その中から、一人が前に出て、象徴的な顔の表情をつくる(仮面)。その仮面を取り、その表情を他者に渡す。受け取ったほうは、その表情になり、一度その表情を消した後に、今度は自分の表情をつくり、また異なる人に渡す。

渡し方にも工夫が必要で、普通に渡すだけでなく投げたり、外れなくなったり、多様な展開がみられた。


講師のウォーリーさんとバスチャンのつくっていく呼吸も悪くない。

ダンスは初めに手、肘、腰、背中などを合わせるというコンタクトから始まり、このことでみんなリラックスできた様子。

その後、昨日、つくったキャラクターを交差させ、ある種の流れをつくっていったのだと思う。このジャンルは言葉から動きをつくっているのだが、直接的に演劇的な表現に偏りすぎていて、ダンス本来のおもしろさがまだ、表出されていない。

音楽は、「もし、自分が超人であれば」という問いかけに関して、昨日、単語で表現したことをセンテンスにして、まず、言語上の流れをつくり、次に音をサンプリングしに屋外へ。

今日は、言葉が音楽になり始めた第1歩という感じで、これからが楽しみである。

今日、初めて最後にプレゼンをしたが、後2日でどこまでのものになるのか。不安と期待が入り混じっている。(o