2010年5月1日土曜日

【Kabawil】ワークショップが始まりました



KABAWIL「FRAME WALK」初日
さて、昨夜9時過ぎにDANCE BOXに着いたドイツ側のアーティストと学生も元気に朝、
ワークショップ会場である灘区民ホールへ9時45分ごろ到着。
日本側の参加者と合流し、ボランティアや通訳、スタッフを含め、
まず全員が舞台に上がり、ワンアクションを入れた自己紹介。
次に教師となる両国のアーティストが楽屋でワークの進め方についてミーティング
その間、参加者はゲーム形式で身体をほぐす。
続い、日本側とドイツ側分かれて、向かい合い(お見合いのような感じ)、

相手に様々なことを質問。その後、英語で(原則的に)相手から聞き出したことを発表。
そのことで、全員が参加者、それぞれのことを少し認識する。

予定の時間は、ゆるやかに守られず、スケジュールは流動的に変更されていく。
参加者は3グループに別れ、それぞれダンス、演劇、音楽のワークショップを受けた。

ダンスは初めに<何か自分以外のものになる>例えば、それは人間でなくても石や木、

架空の生物でもよい。それに、そのものに付属する事柄(背景、動き、変化)などをノートしていく。
それを各自、読み上げた後、シャッフルし、他人の書いたものをダンスにしていく作業をしていた。

演劇は、一定の決まりをつくり、それにそってゲームを展開していく。他者と出会う第1歩としては入りやすい。その後、途中は見逃すが、それぞれの国からリーダーを出し、反対の国のメンバーがそのリーダーの真似を言葉も含めて行っていく。
これも異文化を理解するには、シンプルでおもしろい方法である。

音楽は教師の藤田さんとAdeは別々にワークをするかたちで行われており、
藤田さんのほうは見逃したが、
Adeのほうは「もし、自分が超人であったら、何をしたいか」との問いに答えるという形で進められた。「空を飛びたい」「瞬間移動がしたい。」「速く走りたい」「過去や未来に行きたい」など、共通する意見も多くあったが「戦争をなくしたい」「貧困な人を助けたい」など、社会性をもつ意見はドイツ側に多かったのが特徴的であった。

<Virtual Identity>が今回のテーマであるが、ネット上に立ちあげられる仮想の私を否定的にとらえるのではなく、他者になることで自分の可能性を広げるという点に着目しているようである。
そのような方向性を感じた1日であった。

お昼ごはんは川辺で。


(O)