一つ目は、続けてブログで更新している【国内ダンス留学@神戸】。
ほぼ連日にわたってプログラムが続いてきました。
今日から、4連休。小休止です。
夏の疲れが出てきている頃、ここで体調を整えていってもらえたらと思います。
写真は、昨日行われた武藤大祐さんによる「アジアの舞踊史」講義でした。
4900年分のアジアのさまざまな地域におけるダンスの軌跡を見つめる“旅”のような5時間半。
留学生にとっては、隣国、近くの地域でありながら、始めて知ることがとても多かったのではないでしょうか。
社会の制度、商業のシステム、他者の視線や出会い、その無数のようにある様々な事柄と深く結びつき、影響し、影響されながら変容を遂げて現在私達が見ることのできるダンスに至る道筋、その切り取り方が鮮やかでした。
3日前には、手塚夏子さんによる「民俗芸能」講義。
この授業もとても濃いものでした。
振付家、ダンサーである手塚さんが「何故、民俗芸能の観察を始めるようになったのか」を聞くことで、今後クリエーションに取り組んでいくための<新たなアンテナの立て方>の可能性が増えたのではないかと思います。
来週も盛りだくさんです。
9/11 13:00~18:00 中島那奈子さんによる「アメリカの舞踊史」講座。
9/12&13 13:00~16:00 ウォーリー木下さんによる「演出について」実践ワークショップ
9/12&13 17:00~20:00 池田扶美代さんによる特別ダンス・ワークショップ
池田扶美代さんの聴講生枠は、あと1名のみ!
そして、【dB International Works2012】もいよいよ来週開催です。
まずは、池田扶美代ソロ・パフォーマンス「in pieces」を、9月15日(土)、16日(日)に実施いたします。
公演詳細 → http://www.db-dancebox.org/04_sc/1209_fumiyo/
現在、池田扶美代さんは「in pieces」で横浜公演<KAFE9への参加>の真っ只中です!
KAFE9の池田さんのページには、創作レポートや、インタビュー記事等の数々のリンクが集まっています。
→ http://www.kafe-kaat.jp/-/ikeda-fumiyo
その中でも、「in pieces」に向けてのレコメンド・コメントをKAFE9のホームページより転載しました。
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岡田利規さん、佐藤まいみさん
ティム・エッチェルスさん、
山田うんさんからの
池田扶美代、『in pieces』へのレコメンドコメントUP
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岡田利規[チェルフィッチュ主宰/劇作家/小説家]
僕はあるときから、自分の方法論を忠実に体現してくれる役者よりも、それを乱すような仕方で超えていく役者のほうが好きになりました。
そういう役者のほうがより作品に貢献してくれているというふうに、考えが変化したのです。この変化のきっかけとなったのは、ローザスで踊る池田扶美代さんを見たことでした。ローザスの理想主義のようなものを彼女が破壊していて、かつそのことによってローザスを力強いものにしているように、僕には感じられ、それが衝撃だったのです。
佐藤まいみ[DanceDanceDance@YOKOHAMA2012ディレクター]
本作『in pieces』は『NINE FINGER』に続く池田扶美代の挑戦作である。イギリスの実験演劇人ティム・エッチェルスが演出/テキストを引き受けた。舞台上では一時間あまりを池田一人がすべてを演じる。シンプルなワンピース姿で身体全体を細やかに駆使し、人間のさまざまな思いや感情を表情豊かに見せてくれる。パワフルでエモーショナルなワンウーマンショウ!演劇人にもダンス人にも見て欲しい作品です。
ティム・エッチェルス [フォースド・エンターテイメント アーティストディレクター]
池田扶美代の、動きと言葉の使い方が好きだ―言葉を並べたかと思うと取り去り、それが動きを曖昧なものにする。存在感を 自由に操り、空間のピンと張りつめた荒々しさを、一瞬にして、ほっとするような柔らかさに変容させる。そのやり方がたまらない。 動きと言葉の間の池田扶美代が好きだ…
山田うん[Co.山田うん主宰/振付家/ダンサー]
軽やかな身体で重厚な人間臭さを放つ扶美代さんのダンス。でも『in pieces』は何か間違っているような気がする。と同時に自分のソロダンスも全く同じ間違いをしていることに気付かされる。タイトルも、踊るかんじも、喋るかんじも、「数」や音楽を扱うかんじも、まるで自分が選択したみたいな間違え。私にはわかる。全然違う同じ間違いをしていることを。彼女が耳を澄ましている音楽のような世界が鮮やかに現れては消え、ドキドキしながらゴメンナサイと言いたくなる。
神戸公演のご予約はDANCE BOXまでお願いします。
電話 078-646-7044 DANCE BOX 予約サイト
最後に、【ティクバ+循環プロジェクト @Kyoto Experiment】
この作品に関わる出演者、振付家、ダンスドラマトゥルク、舞台美術家によるコメントが入った盛りだくさんなトレイラーができました!!
本番は、9月22日(土)&23日(日)、Kyoto Experimentのオープニング・プログラムの一つとして上演いたします!!
公演詳細→http://kyoto-ex.jp/program/jareo_thikwa/
そして、ダンスドラマトゥルクを担当する中島那奈子さんによるドラマトゥルク・ノートがKyoto Experimentの特集ページに掲載されました。
http://kyoto-ex.jp/feature/6059/
これまでの経緯がとても丁寧に描かれています。ご一読ください!!
では、引き続き、DANCE BOXをどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまとDANCE BOXにてお会いできることを愉しみにしています。
横堀