2012年8月16日木曜日

【手塚夏子実験市場】当日の模様

先週の 8月11日・12日に手塚夏子 実験市場@丸五市場を終了いたしました。
市場内の一角を借りてのワークインプログレス。
出演者の方々は寿荘に泊り込みながらの制作でした。

テーマは「dividable」な身体と「in-dividable(造語)」な身体について。
分けることのできる身体、分けることのできない身体。
たとえば、「dividable」な身体は、
舞台上で見せる身体、個人から発せられる表現を発信するための身体。
他者と自分をはっきりと区別できる身体
対して、「in-dividable」な身体は、
他者と自分とをはっきり分けることができず、
また“誰かが”つくったものを発信するものではないもの。
手塚さんがここ数年リサーチされているようなお祭りで踊られる踊りは
ここに入ってきます。
(なかなか説明が難しい・・手塚さん、間違ってたらごめんなさい)

この二つの状態の身体の違いを見せることから始まりました。

そして、5名の出演者がある一つの同じ体験を事前に行い、
その経験をもとに、それぞれの願いを込めながら、御伽噺をつくります。

下の写真は、それぞれがつくった御伽噺を読んでいるところです。


そして、そのお話から、振りをつくり、最後は全員で試してみるというもの。↓


手を開く、腕をひらくような振付が多かった。

2日目の実験市場は、1日目に行ったことを踏まえて行われました。



丸五市場では、ラジオ番組が終始流れている中、なにか秘密結社めいた集まりのように見えたりし、なかなかシュールな時空間でもありました。

本公演は2月、ArtTheater dB神戸にて行う予定です。
さて、ここで行われたことが、どのように変化を遂げていくのでしょうか!?
愉しみです。

横堀