国内ダンス留学@神戸
2つのコースの<学ぶ>プログラムをご紹介します。
※受講者は他コースのクラスを受講することも可能です。
※各クラスは、一般参加希望も受け付けます。 参加受講可能人数については、クラスによって異なります。当ブログおよびDANCE BOXのツイッターにてお知らせします。
http://twitter.com/#!/npo_dancebox
振付家コース作品をつくること・振付をつくるための発想や思考のカードのバリエーションを広げ、熟成させていくための手がかりを探求し掴みとる時間です。基本的には、<他者に振付をする>ことをベースに進めます。
<振付理論・実践>
【北村明子】Leni-Bassoを主宰し、身体、映像、照明、音楽、空間、時間を交錯させ、スリリングなダンスを生み出してきた北村明子。2010年よりソロ活動を開始し、伝統芸能をバックグラウンドとするインドネシアの舞踊家・音楽家との協働作業を経て、ダンスの新たな可能性を追及中。さまざまな領域を横断して創作し続けている北村による「振付についての考え方」を実践していく時間。
【岩淵多喜子】Dance Theatre LUDENSを主宰し、国内外での創作・公演活動に取り組む岩淵。「コンテンポラリーダンスの創作手法や方法論に習熟した日本では数少ない振付家の一人」として国内外で高い評価を受けている。ダンサーとの協働作業を丁寧に紡ぎながら、硬派で上質なダンス作品群を輩出し続けている岩淵による「振付についての考え方」を実践していく時間。
<特別ワークショップ>
【ウォーリー木下】身体を起点とした作品づくりと、テキストを起点とした作品づくりの違いはどのようなものでしょうか。演劇作品を演出するアプローチで、ダンス作品を発想することを共に試行していく時間を通して、舞台作品を“演出する”について探ります。
【山田うん】どんな音と踊るのか、どんな場所で踊るのか、自分が踊るのか他者に振り付けるのか、誰に見せるのか、なぜ踊るのか、踊りとは何なのか。 ダンスと言っても、考え方もやりたいことももちろん違うと思います。その違いを、山田うんさんを介してより一層クリアにしていく時間。
<ダンス解体新書> 関西で「コンテンポラリーダンス」という言葉が使われ始めて約20年。では、「コンテンポラリーダンス」というものが、世界各地でどのような過程を経て、また相互に作用しながら、変遷してきたのでしょうか。全5回で、①日本の近代以降、②近代以前から現代につづく民俗芸能、③アジア、④アメリカ、⑤ヨーロッパの舞踊の歴史を通して、ダンス作品を解析するレクチャー・シリーズです。誰もやったことのない真新しい表現はありません。これまでの文脈と間接的もしくは直接的にも関わらざるを得ないなら、確信犯的に関わることのできる方法を見つけることができたら、それがこのシリーズの狙いです。
<制作講座>
よい作品をつくるだけでは食べていけません。作品を流通させていくことも含めて、自らの活動をどのように今後作っていくのか考えるための実践的な方法を学びます。全4回のうち2回はDANCE BOXのスタッフによる公演制作や、自らの活動をつくるための実践的かつ具体的な制作講座を行います。そして、お二人の特別講師を招きます。相馬千秋さんには、おもに欧米を中心とした舞台芸術の構造と市場について、いま海外で注目している舞台芸術フェスティバルやフェスティバル/トーキョーについて伺います。中村茜さんには、おもに海外ツアーの経験を通してカンパニーの活動をつくること、アーティストと制作者との協働のあり方などを伺います。
ダンサーコースダンサーとしてのスキル・表現力を磨き、ムーブメントの可能性を切り開くこと、そして振付を読み解く力を掴み取る時間です。また、8ヶ月にわたって、日々、自身の身体を練磨し探求することを実践します。
<レギュラークラス>
【バレエ(三林かおる)】世界の舞踊の共通言語とも言えるバレエ。身体の軸を作り、身体の各部を把握して細部までをコントロールする基礎的な技術を徹底的に学びます。型のあるバレエは、ターン・ジャンプなどのテクニックも含め、日々の稽古の中で身体を分析し、また自分の身体がどのように見えているのかを確かめていくトレーニングです。
【コンテンポラリー(岡登志子)】ドイツのFolkwang芸術大学舞踊科で実践されているトレーニングをベースとしたクラス。呼吸・重力を、身体およびムーブメントと連動させ、動きによるダイナミズムと空間を構築していくことを学びます。テンションとリリースを駆使し、いかに自由に動けるか。また、動きにおける必然性を、ダンスの中で失わないことも重要な課題となります。
【ヨガ(内藤英代)】アジアだけでなく欧米のたくさんのダンサーが、本番前のウォーミングアップでヨガを行っていることを知っていますか?ヨガに嵌っているダンサーは意外と多いのです。このクラスでは、ダンサー向けのボディコンディショニングを兼ねたヨガを行います。週の始まりはヨガからスタートです!
【ヒップホップ】あなたはリズムに乗れますか?グルーヴ感のある身体だと思いますか?頭で考える前に、身体の回路をかえていく時間。正確なリズムをとりながらも時間が伸縮するようなグルーブを身体で見せること、リズムとリズムのはざ間を無限に見せることなどに取り組みます。
【GAGA(鞍掛綾子)】才能ある多数のダンサー・コレオグラファーを輩出し続けるイスラエルのバッドシェバ・ダンスカンパニーの創始者オハッド・ナハリンが考案したダンスメソッド<GAGA>。約1時間半、ノンストップで言葉でのナビゲートのもと動き続け、感情や感覚を解放させていく独自のプログラムです。日本で定期的にGAGAを学べる数少ない機会です。
<特別ワークショップ>
【黒沢美香】黒沢美香さんのワークショップをダンスボックスでは毎年続けてきました。黒沢さんは「ウソ発見機」のように、偽りのからだを見抜きます。踊ることの真髄を3日で学べるとは思いませんが、全く甘くない極上の踊りの時間を生み出すワークです。
【紅玉】暗黒舞踏の創始者である故・土方巽の流れを汲む舞踏の基礎訓練と、舞踏の型の稽古を通して、舞踏における身体の置き方と、思想を学びます。また、後半は言葉・イメージ・空間・モノと身体から、どのように舞踏を立ち上げるのかを実践します。
【東野祥子】いくら稽古をしても使えなければ踊れない。身体の自由度を高め、感覚を練磨し、即興に向けての体の使い方、取り組み方を学びます。2日目は、照明家や、ミュージシャンを交えての実践的な即興の時間。劇場ならではの贅沢なプログラムです。
【石井かほる】日本モダンダンスの創始者、石井漠師及びS.M.メッセレル女史に師事し、「東京モダンダンス研究所」を主宰しながらダンス活動を1977年より国内外で精力的に継続されている石井かほるさんによるダンサーのためのベーシックダンステクニッククラス。彼女の確実な目と手にかかれば、あなたの身体はダンステクニックの真髄に触れることが出来るはず。
共通コース
【レパートリー(ジョディ・メルニック)】既に作られた振付作品を踊るということは、その「振り移し」を通して、動きや行為や形を身体で読み解く作業です。そして、他者である振付家の作品世界を深く理解し共有し、ダンサーの身体を介して表現に立ちあげていくことです。そして身体そのものを表現体として昇華させることでもあります。ダンサーにとっては作品を踊ることを考えるテキストになるでしょうし、振付家にとってはその体験を通じて振付を分析し、作品を構築する一つのテキストとして活用できると考えて、組込んだプログラムです。
【英会話(鞍掛綾子)】 英語を話せることで拡がるチャンスは数多い。ここで英語が話せたら!という場面で後悔を残さないためにも、まず第一歩を踏み出すための講座です。ダンスや舞台にまつわる基本的な用語、自身をプレゼンするための言葉など、アーティスト側(講師)からの視点で必要な!基礎英会話を学びます。
全体の流れ、応募についての情報は
下記アドレスをご覧下さい。
http://www.db-dancebox.org/09_info/120523_dsr/index.html
ご不明な点等ございましたら、お気軽にDANCE BOXまでお問合せください。
電話 078-646-7044
info@db-dancebox.org
NPO法人DANCE BOX