2月13日(日)
「余越保子×高校生プロジェクト」の公開稽古があった。横浜から黒澤美香さん、慶応大学の横山さん、宮北裕美さん、鈴木昭雄さん、きたまりが来て、賑やかな客席になる。
いくつかのピースをつくり、それをランダムに色んな形で配置している様子。
まず、印象的だったのは高校生たちの表情が飛び切りよいこと。観ている私もずっとニコニコしてしまった。コンペなどで観る彼らのダンスとは大きく異なり、当事者性というか自主性があるので、身体が活々しているのである。
余越さんの話によると、何かを表現するということを、まず置かないこと。つまり目的に向かってダンスを拘束しないことにしたとこと。
また、彼らが最近送った、長いメール文がテキストのひとつとして使われていて、ダンスだけでなく言葉から彼らのリアリティが浮かびあがってくる。
AKBの「パヒューム」をその振付どおり踊るシーンがあって、これなんかは現在のアイドル界に疎い私にとっては、何のことやらわからないところなのですが、おっとどっこい、昨年「ヴィンテージ」の舞台で40歳以上の役者がこの曲を踊っていたので、知っていたのです。えへん!
しかし、この作品、日本の高校生ダンスの新しい局面を間違いなく創りだす予感がしました。
20日のお披露目会がとっても楽しみに感じた日でした。(I)