五月晴れの元、KABAWIL「FRAME WALK」2日目が9:30から始まる。
灘区民ホールの劇場が今日は使用できないため、1階のロビーを仕切り、会議室と併用してワークショップをおこなう。
ロビーを使用するというのは、一度、大阪の国際会議場で経験があるが、これが二度目である。まず、演劇のワークショップ。3グループが結果的に異なる結果になった。一つ目のラストはTVのインタビュー番組仕立てで、一人の聞き手(ドイツ側と日本側が入れ替わる)が一人のスターにインタビューするかたちで進められる。
スターの左右には異なる国の人が座り、インタビューアーに対するスターの反応を身振りと言葉の両方で真似る。日本人の身振りがいかにもハリウッドスター風になるのはなぜか。おかしかった。今話題の沢尻さんならあるかもしれない。
3つ目のラストは、ペアを組み、一人の手が鏡になり、相手はその鏡に顔を映すという行為で先導されていく。やがて全員が集合写真を撮る時のようにひとかたまりになる。
その中から、一人が前に出て、象徴的な顔の表情をつくる(仮面)。その仮面を取り、その表情を他者に渡す。受け取ったほうは、その表情になり、一度その表情を消した後に、今度は自分の表情をつくり、また異なる人に渡す。
渡し方にも工夫が必要で、普通に渡すだけでなく投げたり、外れなくなったり、多様な展開がみられた。
講師のウォーリーさんとバスチャンのつくっていく呼吸も悪くない。
ダンスは初めに手、肘、腰、背中などを合わせるというコンタクトから始まり、このことでみんなリラックスできた様子。
その後、昨日、つくったキャラクターを交差させ、ある種の流れをつくっていったのだと思う。このジャンルは言葉から動きをつくっているのだが、直接的に演劇的な表現に偏りすぎていて、ダンス本来のおもしろさがまだ、表出されていない。
音楽は、「もし、自分が超人であれば」という問いかけに関して、昨日、単語で表現したことをセンテンスにして、まず、言語上の流れをつくり、次に音をサンプリングしに屋外へ。
今日は、言葉が音楽になり始めた第1歩という感じで、これからが楽しみである。
今日、初めて最後にプレゼンをしたが、後2日でどこまでのものになるのか。不安と期待が入り混じっている。(o)